Shunzou's Diary

Shunzouの日記

社会人三年目 小説 ゼロムの物語(25)

独立!独立!独立!

この頃のゼロムは独立するためにはどうすればいいのか、それだけを考えるようになっていた。自分の働いている会社のクライアントに向けてサービスを提供するのが手っ取り早い。しかも困っているクライアントがたくさんいる。そう思うことが多くなってきた。しかも自分の働いている会社のクライアントを引き抜くのではなく、競合しない形でクライアントにサービスを提供するアイディアがゼロムにはあった。

 

 

 

 

 

この頃ゼロムはコウという青年と出会う。コウは恐ろしく頭のいい奴で、物事を理解するスピードが常人の比ではなかった。彼にゼロムのビジネスアイディアを話したところものすごく興味を持ってもらえた。この事でゼロムのビジネスは加速することになる。まず、コウに会社を立ててもらった。資本金100万円はゼロムが全て借金して集めた。ピロ、ボルト、サンらに事情を説明し金をかき集めたのだった。ゼロムは100万円を一週間ほどで集めることに成功した。

 

 

 

 

 

その100万円をコウに渡す。それで株式会社を作ってもらったのだ。もちろん法人名もゼロムが考えた。法人名は株式会社Lightだ。設立時の社長はコウに引き受けてもらった。また、株式も全てコウに保有してもらった。もし会社が軌道に乗りコウが裏切ったらアウトだ。株式を持っていないゼロムには会社への影響力はこの時点ではゼロだ。実際には発案者はゼロムだし、クライアントを取ってくる営業の役割もゼロムは担っていたため会社への影響力は多大なものであった。ゼロムは誰かが自分を裏切るなんて微塵も考えたことはなかった。何故ならゼロムの信念に相手の力を最大限引き出すには信じ抜く事。というものがあったからであった。こうしてゼロムはサラリーマンをしながらビジネスをランすることに成功する。コウというとびきり優秀なパートナーを携えて。会社設立は2013/11のことであった。設立後すぐにコウのつてで大手芸能事務所から、インターネットでのグッズ販売の相談が舞い込んだ。ゼロムとコウはさっそく営業に出向いていったのであった。訪問日は平日だったため、ゼロムは自分の働いている会社にはクライアントとの打ち合わせだと嘘をついて出掛けた。ゼロムにはそういった裏調整を行うだけの営業成績と余裕がたくさんあったのであった。

 

 

Shunzou

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